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同棲のお金、何から決める?

気に入った部屋で、入居後も無理なく暮らしたい。そのために決めたいのは、払える家賃と、ふたりが納得できる負担です。毎月のお金、引越しまでに必要なお金、分担の決め方を、実際に書き出せる形で整理します。

お金 / 基礎ガイド

まず押さえたいこと

家賃の上限は、ふたりの生活費と残したいお金を引いて決めます。物件は管理費・駐車場を含めて比較し、初期費用はふたり分の引越しと旧居の精算まで見積もりましょう。

  • 家賃の数字ではなく、住まいにかかる月額で比べる
  • 引越し準備のお金と、入居後に残すお金を分ける
  • 半額にする前に、分担後の暮らしが続くか確かめる
生活費を考えるノートと電卓のイメージ
記事のイメージ(生成画像)

家賃の上限は、残したいお金から逆算する

家賃を先に決めて、残りで生活しようとすると、趣味や貯蓄を後回しにしやすくなります。最初にふたりの毎月の手取りを確認し、食費、日用品、交通費、通信費、保険、返済などを並べてください。収入は臨時の入金を含めず、普段の月に続けられる金額で考えます。

次に、毎月残したい貯蓄と、個人で使えるお金を置きます。そこまで引いた残りが、住まいの費用を考える範囲です。家賃を手取りの何割にするかという一般的な目安より、ふたりが何を我慢せずに暮らしたいかを先に話してみましょう。

たとえば旅行の積立を続けたい人と、仕事の勉強にお金を使いたい人では、残したい金額の理由が違います。どちらかの支出を無駄と決めず、それぞれが大切にしたいものを予算に入れると、家賃の相談がしやすくなります。

  • 毎月の手取りを、ふたりそれぞれ確認する
  • 共通費と個人の固定費を書き出す
  • 貯蓄と、自由に使うお金を先に残す
  • 家賃・管理費・駐車場をまとめた上限を決める

家賃が安い候補でも、月額を足すと同じになる

広告の家賃が低くても、管理費や駐車場代を加えると別の候補と同額になることがあります。車を持つなら駐車場まで含め、インターネットや設備利用の固定料金があれば、その費用もそろえて比較します。まだわからない項目はゼロにせず、確認する欄に残してください。

下のA・Bは比較方法を示す仮の金額です。家賃はAの方が7,000円低いのに、管理費と駐車場を足した住まいの月額はどちらも95,000円になります。この段階で、通勤や部屋の使い方も含めてどちらを選ぶか考えられます。

表が見切れるときは、横に動かして読めます。

家賃だけで選ばないための比較例
項目候補A候補B
家賃78,000円85,000円
管理費5,000円3,000円
駐車場12,000円7,000円
ここまでの月額95,000円95,000円
暖房・給湯・通信など別途確認別途確認

金額は編集用の計算例です。札幌の相場や実際の募集条件ではありません。光熱費・交通費・食費等は、この合計に含めていません。

札幌の暖房費は、安い・高いの印象で決めない

暖房と給湯の燃料、契約先、料金表、基本料金、設備の使い方を確認します。同じ燃料でも契約や使用量が違うため、名称だけで月額を決めつけないでください。部屋数が増えるなら、どの部屋をどの時間帯に暖める予定かも図面に書いてみます。

過去の入居者の請求額を見せてもらえた場合も、在宅時間や使う部屋、契約時期が違う数値です。ふたりが同じ金額になるとは限りません。参考にした条件を記録し、料金が不明な場合は確認が済むまで余裕がある予算として扱わないようにしましょう。

節約のために必要な換気を止める前提にはしません。設備の説明に沿って暮らせる費用を考えることが大切です。在宅勤務の日が増える予定なら、通勤費が減る分と家で使う費用の変化を別々に見てください。

根拠・公式案内:札幌市「シックハウス対策について」 ↗確認:2026年10月1日

初期費用は、新居・引越し・家具・旧居を分ける

新居の見積書には、前家賃、敷金・礼金、保証料、保険、鍵交換などが含まれる場合があります。名称だけで理解したつもりにならず、何の費用か、いつ支払うか、毎年や更新時にも必要かを確認します。敷金を必ず全額戻るお金として、準備額から先に差し引かないでください。

見積書とは別に、ふたりそれぞれの引越し代、旧居の退去費用、家賃が重なる期間、家具・家電の購入を足します。冷蔵庫や洗濯機は、持ち寄るものの状態と新居の設置寸法を先に確認。買わなくてよいものがわかれば、その分を別の準備に回せます。

合計だけでなく、支払日も並べましょう。契約費用と家具購入が同じ時期に重なるなら、その日に使えるお金が足りるかを見ます。旧居の敷金返還など、金額や時期が未確定の入金は、確定した準備資金と分けておくと計画を組みやすくなります。

半分ずつにする前に、ふたりの負担を比べる

半額ならわかりやすい一方、収入や個人の固定費が違うと、残るお金には差が出ます。半額、手取りに応じた割合、項目ごとの担当を、同じ共通費で比べてください。どの方法が正しいかではなく、どちらも無理を抱えず続けられるかが判断の中心です。

食費や日用品をいつも片方が立て替えているなら、家賃だけ折半しても全体の負担はそろいません。共通費に入れる範囲、入金する日、精算する日を決めます。共有するのは共通費の内訳で、個人口座のパスワードまで渡す必要はありません。

話しにくければ、毎月いくら出せるか、いくら残しておきたいかから始めても大丈夫です。働き方が変わったときや、冬の請求が出たときに見直す約束も添えると、最初の分担が合わなかった場合に相談を切り出しやすくなります。

候補を決める前に、契約の出口まで確認する

新生活の準備中でも、更新時の費用、解約の連絡期限、短期解約の費用、退去時の清掃・原状回復の特約を読んでおきます。国土交通省も、署名前に費用や契約条件を理解することと、退去に関する手続きを確認することを案内しています。

聞くときは、入居するとき以外に、更新・解約・退去で必要な費用を教えてください、と伝えると整理しやすくなります。見積書と契約書で説明が違う点は、理由を確認してから進めましょう。わからない項目を無理にわかったことにする必要はありません。

ここまで書き出せたら、月額の上限、入居準備に使える金額、まだ確認していない費用をひとつのメモにまとめます。費用計算ページには見積額を入力できます。迷いが残る場合は、そのメモと気になる点をLINEで伝えて、次に何を確かめるか相談してください。

根拠・公式案内:国土交通省「賃貸住宅の入居・退去に係る留意点」 ↗確認:2026年10月1日

ふたりで確認したいこと

  • 毎月の固定費をふたり分書き出した
  • 初期費用の見積もりを項目別に確認した
  • 費用の分担・精算方法を話し合った
  • 契約者と同居人の記載を確認した
  • 解約期限や原状回復の条件を読んだ

内見・引越しのチェック表を使う

よくある質問

家賃はいくらまでにすればいい?

一律の正解はありません。手取り、借入返済、通勤費、暖房費、貯蓄したい額を含めた家計表を作り、無理なく払える上限をふたりで決めましょう。

初期費用はどの物件も同じですか?

いいえ。契約条件や物件によって項目・金額は変わります。広告の表示だけで判断せず、契約前に見積書と契約書を確認してください。